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□■□ 日本有機農業学会メールマガジン □■□
第023号 2021/10/15
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❏ 第22回(茨城)大会のお知らせ(第3報)
❏ 第22回(茨城)大会までのスケジュール
❏ 第22回(茨城)大会の参加登録開始のお知らせ
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❏ 第22回(茨城)大会のお知らせ(第3報)
※開催趣旨、全体セッションIとIIおよび地域セッションに関する情報をお伝えします。開催方式や全体プログラム等についてはメールマガジン第22号(臨時号)をご覧下さい。
1.期 間:2021年12月 4日(土)~12 月5日(日)
2.開催校:茨城大学
3.開催趣旨
いま、有機農業学会の真価が問われている!
2021年の第 22 回大会は茨城大学を開催校として、昨年に引き続きオンラインで開催します。本文を執筆時点(10月中旬)では、コロナウイルスの感染拡大の第5波が収束傾向ですが、第6波の阻止へ向けた対応が引き続き求められています。
今年5月に農水省が発表した「みどりの食料システム戦略」は、農林水産業のゼロエミッション化、化学農薬のリスク換算50%削減、化学肥料30%削減、有機農業の栽培面積を全体の25%(100万ha)へ拡大などを掲げています。この施策には、いままで有機農業に取り組んできた農家や団体、研究者を中心に大きな議論を巻き起こしています。この戦略を単なる絵空事にすることではなく、農業の環境への負荷を下げようという国際的な動きと連動しながら、しっかりとした地域農業を持続させていくために、いまある農業の転換を促す取り組みへとつなげていく必要性があります。ここでは、有機農業のもつ持続可能性について科学的に検討してきた有機農業学会の活躍がますます期待されています。
今大会では、オンライン開催ではありますが、茨城の有機農家の方の取り組みや県行政の取り組みなど紹介させていただき、また、学会員の皆さまから日頃の研究成果のご報告をいただき、地域におけるよりよい食と農のシステムづくりについて、有機農業学会の皆様と議論し、経験を共有させていただければ幸いです。コロナ禍のなかで生み出されつつある新しい動きの中で、有機農業のもつ魅力や役割が大きく飛躍するために今必要なことを一緒に考えていきたいと思います。
日本有機農業学会 第 22回大会実行委員会
委員長 小松﨑将一
4.全体セッションI「農医連携と有機農業」のご紹介
【日時】12月4日(土)13:30~15:30
【趣旨】 「農医連携」を現代的な背景でとらえた場合、過去には、代替医療と代替農業、重金属、生活習慣病と機能性食品、食品の安全性、動植物によるセラピー、腸内環境、伝染性疾病、地球温暖化などがテーマとして取り上げられてきました。本セッションでは、人間が生きていく糧を得るための必要な農業、その中でも、化学合成資材への依存度を積極的に減らして行われる有機農業・自然農法の営みやその農産物が人間の健康や人間を取り巻く環境といかに関わっているのか、さらに今後どのような関わりをもっていくべきなのか、という点から「農医連携」を考えます。
【プログラム】
(1) 趣旨説明 座長:加藤孝太郎(公益財団法人 農業・環境・健康研究所)
(2) 話題提供 ①「農医連携の哲学―医学哲学・農学原論からの自然農法の再考―」
杉岡良彦(信貴山病院グループ 上野病院)
②「農医連携とアレルギー疾患」 西村鉄也(横浜栄共済病院)
③「窒素循環から見た健康な食と有機農業の密接な関係」
江口定夫(農研機構 農業環境変動研究部門 土壌環境管理研究領域)
④「有機・自然農法の農産物や家庭菜園を導入した認知症ケアの事例紹介」
工藤美弥(有限会社トゥインクル・ライフ)
(3) 総合討論
5.全体セッションII「生物多様性保全と有機農業」のご紹介
【日時】12月4日(土)16:00~18:00
【趣旨】 生物多様性の喪失や気候変動が深刻化し、SDGsや環境を重視した国内外の動きが加速しています。こうした状況の中で、有機農業がもたらす生物多様性保全や地球温暖化防止等への効果が注目されている。2021年5月には、耕地面積に占める有機農業の面積を25%に拡大することを盛り込んだ「みどりの食料システム戦略」が策定された。
本セッションでは、どのようにして生産者や消費者の理解を得ながら有機農業をはじめとした生物多様性に配慮した農業を広めたらよいのか考える。このような農業を拡大するために重要となる、推進に向けた仕組みづくり、有機農業と生物多様性の関係についてのエビデンス、生産現場での取り組み、「ナッジ」による有機農産物の消費拡大についての報告をもとに検討する。
【プログラム】】
(1)趣旨説明 座長:尾島一史(農研機構 西日本農業研究センター)、
西村いつき(兵庫県農政環境部)
(2)話題提供 ①「生物多様性に配慮した農業の推進に向けた仕組みづくり」(仮)
大久保悟(農研機構 農業環境研究部門)
②「エビデンスから考える有機農業と生物多様性の関係」(仮)
片山直樹(農研機構 農業環境研究部門)
③「生きものを育む農業を目指して~宮城県・大崎耕土の取り組み~」(仮)
舩橋玲二(NPO法人田んぼ)
④「「ナッジ」と有機農産物の購買行動」(仮)
佐々木宏樹(農林水産省農林水産政策研究所)
(3) 総合討論
6.地域セッション「農業大国いばらきの有機農業拡大・振興への挑戦」のご紹介
【日時】 12月5日(日)10:30~12:00
【趣旨】 全国第3位の農業生産額をほこる茨城においては、多様な有機農業生産者の取り組みがあるが、現状では県内農地の0.6%にとどまっている。本地域セッションでは、茨城県における有機農業の推進・拡大に向けて、いま、何が必要なのか議論を深めたい。
【プログラム】
(1)趣旨説明 座長:小松﨑将一(茨城大学)
(2)話題提供 ①茨城県の有機農業の取り組み(講師は調整中)
②地域の有機農業の取り組み(農家4名ほどの事例報告を予定)
(3) 総合討論(コメンテーターは調整中)
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❏ 第22回(茨城)大会までのスケジュール
• 発表申込(報告タイトル、氏名、所属)期限 10月31日(土)
現在受付中です。報告タイトル、氏名、所属をご記入の上、事務局までメールをお送りください。
• 発表要旨の提出期限 11月15 日(日)
現在受付中です。要旨の書式はこちらよりダウンロードし、事務局までメールをお送りください。
• 参加申込の登録期限 下記のようにPeatixからお申し込み下さい。11月30日(火)締切。
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❏ 第22回(茨城)大会への参加登録開始のお知らせついて
大会への参加登録を開始いたします。下記のPeatix(ピーティックス)による参加申込フォームへの入力と参加費の事前納入をもって参加登録とします。参加申込の登録期限は11 月 30 日(金)です。お早めのお手続きをお願いいたします。
・参加申込フォームはこちら↓
https://yukigakkai-22.peatix.com/
・参加費
会員(学生会員以外):4,000円
学生・農業研修生:無料(ただし、参加申込は行なってください。)
非会員:5,000円
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❖発 行:日本有機農業学会
❖事務局:千葉商科大学 人間社会学部 小口広太研究室内
〒272-8512 千葉県市川市国府台1-3-1研究館R410
E-mail yuki_gakkai [アットマーク] yuki-gakkai.com
❖編集・送信:小口広太(事務局長)
メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジンへの情報掲載のご依頼(毎月10日締切)、その他お問い合わせは、上記までメールでご連絡ください。
❖年会費の振込先:郵便振替口座/00930-5-155607 加入者名/日本有機農業学会