2021年07月10日
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趣旨
学校給食に有機米や有機野菜を使う有機学校給食(オーガニック給食)に対する関心が高まっています。その背景には、子どものアレルギーや発達障害、食材の安全性、保護者の経済的困窮、食品ロスなど現在の学校給食が抱える多くの問題が指摘されています。また、有機学校給食によって地域に有機農業を広める効果があることが報告されています。実際、有機学校給食はヨーロッパ、アメリカ、韓国、ブラジルなど世界中で広がっています。
そこで、日本有機農業学会では、有機学校給食の実現に向けた議論を盛り上げるために公開シンポジウムを開催いたします。今回は有機学校給食を導入することのメリットと導入の課題を中心に検討します。
ヨーロッパ(EU)を中心に世界の有機学校給食の状況、有機学校給食に取り組んでいる全国の自治体の動向、先進地の愛媛県今治市と千葉県いすみ市の報告があります。以上の報告を受けて、有機学校給食の可能性と課題を議論します。参加費は無料です。会員はもちろん非会員の方もご参加いただけます。関心ある多くの方のご参加をお待ちしています。
日時
2021年6月27日(日) 13:30~16:30 (本シンポジウムはすでに終了しております)
プログラム
13:30~13:35 開会あいさつ 司会:靏理恵子(専修大学教授)
13:35~13:50 シンポジウムの目的 谷口吉光(秋田県立大学教授)
13:50~14:15 報告①「有機給食と公共調達をめぐる世界の潮流:EUを中心として」
関根佳恵(愛知学院大学准教授)
14:15~14:40 報告②「全国の自治体の取り組み」
吉野隆子(全国有機農業推進協議会理事)・真貝理香(総合地球環境学研究所外来研究員)
14:40~14:50 休憩
14:50~15:10 報告③「愛媛県今治市の取り組み」
安井孝(NPO法人 愛媛県有機農業研究会理事長)
15:10~15:30 報告④「千葉県いすみ市の取り組み」
鮫田晋(千葉県いすみ市農林課農政班主査)
15:30~16:20 総合討論
16:25~16:30 閉会あいさつ 金子信博(福島大学教授)