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□■□ 日本有機農業学会メールマガジン □■□
第011号 2020/01/15
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❏ 年頭のご挨拶
❏ 第21回（福島）大会の報告
❏ 2020年度決算並びに監査報告
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❏年頭のご挨拶
会員の皆さま、明けましておめでとうございます。
昨年12月に総会を開きましたので、新年度の挨拶を兼ねてご挨拶させていただきます。
昨年は予期せぬコロナ禍に直面しましたが、10月に社会科学系テーマ研究会、11月に有機農業研究者会議、12月に第21回大会をすべてオンラインで開催し、『有機農業研究』を2冊刊行することができました。またメールマガジンを創刊し、これまでよりスピーディな情報提供ができるようにいたしました。
全体として、困難な状況下において、かなり質の高い事業を実施できたのではないかと総括しています。学会運営にご協力いただいた方々に心からお礼申し上げます。
そして今年度は第11期体制の2年目となりますが、時代状況はますます不透明になっています。新型コロナウイルスの感染急拡大に加えて、記録的な低温と大雪、西日本における深刻なウンカ被害、鳥インフルエンザの蔓延など、過去に経験したことのない環境異変の同時発生に見舞われています。
こうした状況と有機農業はさまざまな点で深く関係していますので、有機農業の研究を通して、状況に対峙し、必要な研究や意見表明などを行っていきたいと考えています。会員の皆さまからの積極的なご提案も歓迎いたします。
昨年末に、有機農業の偉大なリーダーであった稲葉光國さんと大江正章さんを相次いで失いました。悲しみは癒えませんが、立ち止まって嘆くことをお２人は決して望まれないでしょう。お２人の志を受け継ぎ、希望を持って困難な状況を切り開いていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。
会長 谷口吉光
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❏第21回（福島）大会の報告
日本有機農業学会第21回大会は、12月５、６日にオンラインで開催しました。
今大会は、当初、福島県の会員が運営を引き受け、福島大学で開催予定でしたが、コロナウイルス感染拡大の影響を受けて理事会でオンライン開催することを決定しました。11月にオンラインで開催された有機農業研究者会議の開催方法を参考に、３つのシンポジウムと口頭発表（14件）、ポスター発表（４件）をネット上に用意しました。
シンポジウムは、「コロナ禍と有機農業：食、農、暮らし、社会を変える好機として」、「アブラナ科植物はどのように栽培するのが良いのか？：その生理、生態、品質や環境への影響を考える」、そして地域セッションとして、「原子力災害と有機農業」を開催しました。
初めてのオンライン開催で長時間の視聴による疲労を軽減するために、シンポジウム講演、口頭発表講演、そしてポスター発表のポスターを12月1日から大会HPに掲載し、大会参加者にあらかじめ見ていただき、当日は質疑に時間を使うことにしました。
大会の参加者は、136名（正会員60名，学生・研修生58名，非会員18名）でした。コロナウイルス対応ということで、学生・研修生の参加費を無料としたことで、参加者を増やすことができたと考えています。大会終了後、参加者にアンケートへの回答をお願いし、42名の方から回答を頂きました。概ねよい評価をいただきましたが、問題点のご指摘もいただきました。御意見は次回大会の開催方法の改善に活用させていただきます。
第21回大会実行委員長 金子信博
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❏2020年度決算並びに監査報告
第21回大会中に行われた総会において、2020年度決算と監査報告が承認されました。これまでこの資料は通信に掲載されていましたので、今回はメールマガジンに添付いたしました。ご確認下さい。
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