日本有機農業学会メールマガジン 第60号 2025年1月28日

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□■□            日本有機農業学会メールマガジン             □■□

第060号  2025/1/28

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❏ ごあいさつ  会長 小松﨑将一
❏ 日本有機農業学会研究活動委員会「オーガニック3.0」検証研究会報告
❏ 近日イベントについて

※「‟有機農業”の窓」は学会事務局に送られてきた広報依頼について、

会員の皆様にとって有益と判断した情報を掲載しております。
※「新刊書のご案内」は学会事務局に送られてきた会員の新刊書等を掲載しております。

随時、掲載依頼を受け付けておりますので、著者ご自身で紹介文をお送り下さい。

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 ごあいさつ 会長 小松﨑将一

大寒の候、会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素より日本有機農業学会の活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、昨年12月に恵泉女学園大学を会場として開催されました第25回日本有機農業学会大会には、
多くの会員の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。

おかげさまで、126名に及ぶ皆様にご出席いただき、日本における有機農業教育農場として最も伝統ある恵泉女学園大学のこれまでの取り組みと成果を共有し、新たな挑戦について考える貴重な機会となりました。

また、会員の皆様から有機農業研究の成果を口頭発表やポスターセッションを通じて報告いただき、
実り多い議論を深める場となりましたことに、改めて感謝申し上げます。

この場をお借りしまして、恵泉女学園大学の関係者の皆様、
ならびにご参加いただいた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。

本年2025年も、学会として引き続き皆様の研究の深化と発展を支えるべく、さまざまな取り組みを推進してまいります。現地見学会や課題別研究会の開催を通じて、新たな研究課題の開拓や研究コミュニティの一層の活性化に努めてまいります。

どうぞ引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年も皆様にとりまして実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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❏ 日本有機農業学会研究活動委員会「オーガニック3.0」検証研究会報告

学会HPに掲載いたしました。
こちら→日本有機農業学会研究活動委員会 「オーガニック3.0」検証研究会報告|日本有機農業学会

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 近日イベントについて

1)有機農業研究者会議2024
日時:令和7年1月30日(木)9時から16時45分まで
会場:文部科学省研究交流センター(茨城県つくば市竹園2-20-5)

オンライン参加、パブリックビューイング あり

以下の有機農業参入促進協議会URLにて案内があります。
https://yuki-hajimeru.net/?p=16361
Peatixからの申し込みは締め切っているため主催者へ連絡してください。

https://peatix.com/event/4229745/view

基調講演は木嶋利男先生です。

いばらき有機農業技術研究会からは、ふしちゃんファームの伏田さんが登壇します。

【内容】
・開会あいさつ
橘田 和美 (国研)農研機構中日本農業研究センター)
千葉 康伸 (NPO法人有機農業参入促進協議会)
草塲新之助 (農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究統括官室の研究統括官)

【第1部】 9:45~12:20
~有機農業技術の横展開と販路の拡大への課題~
座長 :佐伯昌彦(有参協副代表)
・基調講演 「有機栽培の仕組みを学ぶ(仮)」
木嶋利男
・事例発表 「有機農産物のマーケット事情」
浅田哲史 (ビオセボン㈱)
寺島英治 (旬菜ファーム)
岸根正明  (㈱ロケット農場)
川俣文人 (民間稲作研究所)
鶴田諭一郎 (㈱マルタ)
・パネルディスカッション
内容:オーガニックのマーケットの今後の展開
・ポスター発表

【第2部】 13:30~16:45
実践技術及び農家と取り組む研究事例(仮題)
座長 長坂幸吉(農研機構植物防疫研究部門)
・講演
①イチゴの有機栽培への挑戦 ふしちゃんファーム&農研機構
伏田直弘(ふしちゃんファーム)須賀有子(農研機構)
②有機稲作を実現する抑草技術とその原理を学ぶ
川俣文人(民間稲作研究所)浅木直美 (茨城大学)

最新の研究、技術開発の紹介
①有機農家の畑の生物多様性と傾向
豊田剛己(東京農工大学)
②植生管理(ムギや花)による天敵活用の現状
安部順一朗(農研機構)
③パックちゃん(簡易地力窒素測定キット)を利用した減肥栽培事例
上薗一郎(鹿児島県農業開発総合センター)

2) 2024年度 GAPシンポジウム『世界のGAP先進地スペイン・アルメリア農業に学ぶ』

-ヨーロッパ随一の園芸産地アルメリアはスマートで持続可能な農業-
日 時: 2025年2月20日(木)13時~17時、21日(金)9時45分~17時
会 場:つくば研究支援センター(茨城県つくば市)およびオンライン(zoomウェビナー)

※開催後に参加者限定で各講演のビデオをストリーミング配信

主 催: 一般社団法人日本生産者GAP協会
共 催:農業情報学会、一般社団法人GAP普及推進機構、特定非営利活動法人経済人コー円卓会議日本委員会、

一般社団法人沖縄トランスフォーメーション(沖縄DX)
特別協賛: 株式会社つくば分析センター
特別企画: つくば分析センター 試験室・機器分析室見学会 事前申込先着20名
事務局: (一社)日本生産者GAP協会 教育・広報委員会、㈱AGIC大会事務局
H P: https://www.fagap.or.jp/seminarsymposium/symp2024/

【2024年度GAPシンポジウム】

一般社団法人日本生産者GAP協会のシンポジウム。

世界中で広がりを見せている“安全で持続可能な農業の健全性”を示す指標「GAP」。

水稲を中心とする日本農業に相応しい農業モデルとして規定された日本版「GAP規範」と、

その実現レベルを評価する「GAP規準」の全国普及に関する最新情報を集めています。
www.fagap.or.jp

【開催趣旨】
本シンポジウムでは、生産性向上と環境保全の両立を目指し、家族経営農家に対するGAP指導で、

欧州随一の野菜産地となったアルメリア農業について、その内容をつぶさに調査し、

専門家が様々な角度から報告し、日本農業の発展について議論を深めます。

【講演内容(予定)】
1日目 2月20日(木)
〇開会挨拶   二宮正士 東京大学農学生命科学研究科 名誉教授
○来賓挨拶  内田瑞子 スペイン大使館経済商務部
○導入:20年間続けてきたスペイン アルメリアとの農業交流
田上隆多 (株)AGIC
○講演:アルメリア農業 GAPにおける農協と自治体の介入
田上隆一 (一社)日本生産者GAP協会 理事長
○講演:スペイン地中海沿岸部の園芸と畜産におけるGAPの取り組み状況(仮)
中村正士 (株)アジア地域連携研究所
〇講演:アルメリア農協の総合戦略に学ぶ(仮)
斗澤康広 十和田おいらせ農業協同組合 代表理事専務

2日目 2月21日(金)
○講演:GAPの本質と世界の潮流に触れたスペイン・アルメリア(仮)
鶴田諭一郎 (株)マルタ 代表取締役社長
〇講演:スペイン・アルメリア農業に学ぶ(仮)
徳留康幸 (株)つくば分析センター 営業部アグリサポートチーム
○講演:日本が「みどりの食料システムア戦略」で目指すGAPステージ3をアルメリアで見た!
田上隆一 (一社)日本生産者GAP協会 理事長
○講演:スマート農業におけるテクニコの役割とGAP認証の重要性
山内智貴 みずほ第一フィナンシャルテクノロジー(株)コーポレートアドバイザリー部
○講演:スペイン・アルメリア農業に学ぶ
岡林俊宏 高知県農業振興部 IoP推進監 ~地方自治体の立場から~
尾原由章 (株)尾原農園 代表取締役 ~生産者の立場から~
市川和加 高知県農業協同組合 安芸営農経済センター営農企画課 ~JAの立場から~
小笠原香 高知県 安芸農業振興センター 農業改良普及課 課長 ~普及指導の立場から~
南真佐雄 高知大学 IoP共創センター 特任研究員 ~大学の立場から~」

※講演内容、時間は進行上の都合により変更になる場合もございます。あらかじめご了承願います。(敬称略)

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❖発 行:日本有機農業学会
❖事務局:SOUBUN.COM ソウブン・ドットコム内
〒116-0011 東京都荒川区西尾久7-12-16
E-mail:yuki_gakkai [アットマーク] soubun.org
❖編集・送信:林薫平(事務局長)・渡邊芳倫(理事)

メールアドレス・住所・所属など個人情報の変更、メールマガジンへの情報掲載のご依頼(毎月10日締切)、

その他お問い合わせは、上記までメールでご連絡ください。

❖年会費の振込先:郵便振替口座/00930-5-155607 加入者名/日本有機農業学会